主催:地盤工学会 福島第一原子力発電所廃止措置に向けた地盤工学的新技術と人材育成に関する検討委員会 (略称:廃炉地盤工学委員会)
地盤工学は原子力事業の支援技術の一つとして、地下水流動予測や各種地盤改良工法等の技術を通じて被災した福島第一原子力発電所における諸課題の解決に寄与しているとともに、被災原子炉の今後の廃止措置に至る過程でも、汚染水対策やデブリ取出し・放射性廃棄物処分において重要な役割を果たすことができる。 しかし、地盤工学・土木工学の専門家・技術者で原子力工学分野に精通している人材は少なく、廃止措置に貢献できる基本的技術を保有しているにもかかわらず、直接的な寄与ができていないのが実情である。
このような背景の下、地盤工学会提案の『福島第一原子力発電所構内環境評価・デブリ取出しから廃炉までを想定した地盤工学的新技術開発と人材育成プログラム』が文部科学省「英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業 廃止措置研究・人材育成等強化プログラム」に採択された(2015年度~2019年度)。そこで本プログラムを遂行するために標記委員会を組織し、原子力および地盤工学の双方に精通した人材育成の基盤とすることを目的とした新しい学問体系である「廃炉地盤工学」の創設を目指すことになった。
廃炉地盤工学では地盤工学的技術は原子力発電所廃止過程の段階毎に位置付けられるとともに、地盤力学、地盤環境学、地盤材料学、地盤施工学等の学問単元で集約される。本講演会では廃炉地盤工学の基本概念を紹介するとともに、構成学問単元ごとに実施内容の講演を行い、原発廃炉と地盤工学的技術の関係の理解を深めることを目的としている。
皆様の多くのご参加をお待ちしております。
【日 時】 2016年12月22日(木) 14:00-
【会 場】 地盤工学会 地下大会議室 (東京都文京区千石4-38-2)
【参加料】 無 料 会員でない方でもご参加いただけます。
【GCPD】 3.0
【参加申込方法】 (定員に達したためお申込み受付を停止しました)
当日は申込された方を優先して入場いただきます。
【申込期間】 2016年11月初旬 ~ 2016年12月12日
プログラム (予定) 司会 ; 小峯 秀雄 早稲田大学 / 委員会座長 | |
14:00~14:05(5分) |
開会の挨拶 鈴木 誠 千葉工業大学/ 委員会副委員長 |
14:05~14:15(10分) |
廃炉地盤工学設立の目的と概要 後藤 茂 早稲田大学 / 委員会幹事長 |
14:15~14:45(30分) | 放射線遮蔽の基礎知識 吉村 貢 ソイルアンドロックエンジニアリング |
14:45~15:15(30分) |
地盤環境学について 鈴木 誠 千葉工業大学/ 委員会副委員長 |
休 憩 15:15~15:30(15分) | |
15:30~16:00(30分) |
地盤材料学について (デブリ取出し関連) 小峯 秀雄 早稲田大学 / 委員会座長 |
16:00~16:30(30分) |
地盤材料学について(処理・処分、デコミッショニング関連) 渡邊 保貴 電力中央研究所 / 委員会幹事 |
16:30~17:00(30分) |
地盤施工学について 後藤 茂 早稲田大学 / 委員会幹事長 |
17:00~17:25(25分) |
質疑応答 司会 ; 小峯 秀雄 早稲田大学 / 委員会座長 |
17:25~17:30(5分) |
閉会の挨拶 鈴木 誠 千葉工業大学/ 委員会副委員長 |
問合せ先 :
公益社団法人 地盤工学会
「廃炉地盤工学委員会」 担当
住所:〒112-0011 東京都文京区千石4丁目38番2号
電話:03-3946-8673
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