2019年6月 最終報告書の掲載
2018年9月 中間とりまとめの掲載
[活動期間: 平成28(2016)年度-]
我が国の本土を構成する北海道、本州、四国、九州及びその周辺地域は、複数のプレートが集合しているために、地震・火山噴火等の地殻活動が地下深くから地上まで至るところで活発である。しかし、日本列島の南方に拡がる太平洋には、日本列島や周辺の他の島嶼から遠く離れたいわゆる遠隔離島(沖ノ鳥島、南鳥島等)が存在する。このような島々は、海洋プレート上に火山島として誕生したものであるが、火山活動が終焉してから一千万年以上が経過している。
そこで、将来我が国が、このように非常に特殊な条件を有する国土である遠隔離島及び周辺EEZ内海域の地下空間を積極的に有効利用することを想定して、地盤・地形・地質に関する情報及び調査技術、施工技術に関する提案と助言を行い、さらに施工計画、経済効果、社会的インパクトも含めた実現可能性を検討する委員会を設置した。具体的な技術的検討項目としては、以下の点が掲げられる。
1) 陸地及び海底地盤の安定性・遮水性の検討
2) 1)に必要な現場データ調査方法の検討
3) 2)を行うための技術開発項目の検討
4) 施工技術の検討
5) 遠隔離島の海底地下空間利用方法の検討
なお、本検討事項は、目的を限定せず、今後生じる可能性のある当該地域における地下空間の有効利用において参考にできるものとする。
2018年9月19日更新
会務 | 氏名 | 所属 | |
1 | 委員長 | 菊池 喜昭 | 東京理科大学理工学部土木工学科 教授 |
2 | 委員 | 川村 喜一郎 | 山口大学大学院創成科学研究科 准教授 |
3 | 招請委員 | 坂下 晋 | 応用地質株式会社 エネルギー事業部 上級専門職 |
4 | 招請委員 | 武村 貢 | エスケイエンジニアリング株式会社 代表取締役社長 |
5 | 招請委員 | 谷 伸 | 東洋建設株式会社 顧問 |
6 | 招請委員 | 徳永 朋祥 | 東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授 |
7 | 招請委員 | 長縄 成実 | 秋田大学 大学院国際資源学研究科 資源開発環境学専攻 |
8 | 委員 | 原田 典佳 | 新日鐵住金株式会社建材開発技術部 |
9 | 委員 | 柳浦 良行 | 基礎地盤コンサルタンツ株式会社 事業本部長 |
10 | 委員 | 横尾 敦 | 鹿島建設株式会社 土木管理本部 土木技術部 |
11 | 事務局 | 阪口 秀 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 理事 |
12 | 事務局 | 山田 康夫 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 イノベーション・事業推進部 |