四川省大地震復興技術協力団

派遣について

地盤工学会のほかに土木学会、建築学会、地震学会、地震工学会の計5学会による協同事業として、四川省の大地震からの復興を目指す現地の努力を支援するボランティア活動の枠組みが形成され、すでに活動が始まっている。受け入れ相手側は、成都市の西南交通大学である。本チームはこの活動の一環として、現地の斜面災害に焦点を絞り、我が国の災害復旧の経験から得られた知識を伝達し、このたびの斜面災害の現場を踏査して先方に適切な助言を行うとともに、再現現場から収集した知見を我が国地盤工学会の会員に還元して、技術水準のいっそうの向上を図る.


西南交通大学側の受け入れ態勢は、次の通り。
何(ヘ) 川 教授 (副学長)
巫(ウー)錫勇 教授 (担当者)

調査団 名簿

 
氏名
所属 
役割
東畑郁生
東京大学教授

団長 強大地震により劣化して長期にわたって崩落を続けた事例の紹介および中越地震の事例の紹介

内村太郎
東京大学准教授 不安定斜面の挙動のモニタリング技術の伝達
沖村 孝
神戸大学名誉教授 兵庫県南部地震における斜面災害復旧の経験を伝達
陳 光斉
九州大学准教授 福岡県西方沖地震における斜面災害復旧の経験を伝達
馬 貴臣
岐阜大学准教授

中部地方の斜面災害復旧の経験を伝達

村田芳信
地盤防災ネットワーク 理事長

中部地方の斜面災害復旧の経験を伝達

吉田 望
東北学院大学教授 先遣隊メンバー 現地の状況の調査と土砂ダムの事例  今回は国内待機
王 林
中央開発(株)

先遣隊メンバー 現地の状況の調査と斜面崩壊状況の調査 今回は国内待機

行動日程

6月26日 (木) 日本出発 成都着
6月27日 (金) 被害地踏査(予定)
6月28日 (土) 被害地踏査(予定)
6月29日 (日) 成都にて現地の当局者、技術者と技術交流(予定)
6月30日 (月)

現地出発

現地での日程は確定しておりませんので、予定、としております。

報告会

7月11日広島で開催されている地盤工学研究発表会の場を借りまして、成果の報告会を開催いたします。

 

 

日時:平成20年7月11日(金) 12:40〜14:10

場所:第1会場(広島国際会議場フェニックスホール)

プログラム:

○ 2008年中国・四川大地震災害緊急報告会 12 : 40 13 : 25

   司 会:東畑 郁生(東京大学)

  15              総括(地震動、被害など)              東畑 郁生

  10              斜面崩壊                                  沖村 孝

    10              河川閉塞                                  王 林

  10              復旧・復興                                 陳 光斉

 

○ 2008年岩手・宮城内陸地震災害緊急報告会 13 : 25 14 : 10