学会誌公募「基礎構造物の最前線」(仮題)2020.3.15〆切
◇募集する下記の特集号に投稿を希望される場合には,A4判縦長の用紙に題目、著者、所属機関、連絡先、内容が理解できる2,000字程度の概要(図表も利用可)を記載のうえ,会誌編集委員会(e-mail: kaishi-genko@jiban.or.jp)宛てにお送りください。
◇投稿者は, 本学会の正・国際・学生会員に限ります。 同一著者(筆頭著者)からの複数の採択はいたしません。
◇概要を審査した後、採用となった著者に改めて原稿作成依頼をいたします。その際に本原稿の締切り期日をご案内いたします。
◇最終的な掲載の可否は,編集委員会にご一任ください。
◇出版計画は随時変更される可能性があります。
(注)特集号公募の「概要原稿」は、オンライン投稿審査システムから投稿しないでください。
- 発行号:2020年10月号(予定)
- テーマ:「基礎構造物の最前線」(仮題)
- 概要原稿の締め切り:2020年3月15日
- 趣旨:地盤中の基礎構造物は,べた基礎,布基礎,杭基礎等,対象とする構造物や地質によって多種多様な選択肢があり,それぞれの力学的特性や設計基準,施工上の問題点が異なります。
多様な状況に応じて,基礎を設計・施工する際に,基礎の種類の選択,事前の支持力・接地圧解析,沈下・変形量の予測,支持層の確認手法等,検討項目も多岐に渡り,非常に複雑です。
このような複雑な基礎構造物の設計・施工ですが,高度経済成長期に整備された建設後50年以上経過している基礎に関しても,材料としての経年劣化や損傷,その進行度合いの評価は難しいと言われており,基礎の健全度の計測・評価手法も研究開発が急がれています。
また,地震や豪雨による斜面災害等,今後想定される,もしくは想定以上の地盤災害に対して,設計・施工基準の見直しや,災害時でも機能する設計・施工法の提案や,既設構造物の補強・修繕工法も検討されるべき項目です。
さらに,常時のメンテナンスコスト,供用期間中に発生すると考えられる地震被害に対する復旧コストと,供用停止が社会に与える経済的波及効果(間接被害)の総額,すなわちライフサイクルコストが最小になるような設計法を提案することも重要です。
本号では,このような背景から,「基礎構造物」について広く紹介する特集テーマを企画致しました。最新の基礎構造物の設計・施工技術や,維持管理・災害対策への取り組みや情報を紹介していただければと思います。会員の皆様方の積極的な御投稿をお待ちしております。
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「地盤工学会誌」編集委員会