学会誌公募「法令と技術情報 -基礎・地盤の品質確保に向けた取り組み-」(仮題)2021.5.10〆切
◇募集する下記の特集号に投稿を希望される場合には,A4判縦長の用紙に題目、著者、所属機関、連絡先、内容が理解できる2,000字程度の概要(図表も利用可)を記載のうえ,会誌編集委員会(e-mail: kaishi-genko@jiban.or.jp)宛てにお送りください。
◇投稿者は, 本学会の正・国際・学生会員に限ります。 同一著者(筆頭著者)からの複数の採択はいたしません。
◇概要を審査した後、採用となった著者に改めて原稿作成依頼をいたします。その際に本原稿の締切り期日をご案内いたします。
◇最終的な掲載の可否は,編集委員会にご一任ください。
◇出版計画は随時変更される可能性があります。
(注)特集号公募の「概要原稿」は、オンライン投稿審査システムから投稿しないでください。
- 発行号:2021年10月号(予定)
- テーマ:「法令と技術情報 -基礎・地盤の品質確保に向けた取り組み-」(仮題)
- 概要原稿の締め切り:2021年5月10日
- 趣旨:法令は構造物の安全性を示すために必要な要求事項を規定しており、その証明として各種の図書を作成することとなります。これらの図書には調査・設計・施工の各段階で得られる情報がすべて残されるわけではなく、基礎・地盤関連の情報は施工段階(現場判断)における修正が不可避であることから、図書として十分に整理されないこともしばしばあるようです。
また、基礎・地盤は上部躯体と異なり、できあがりが目視で確認できないことも、残される情報が上部と比較して限定されることの一因に思えます。その点では、基礎地盤技術者がそれぞれの技術力を適切に発揮したとしても十分に形として残らず、ひいてはその重要性がなかなか認知されてこないことにつながっている可能性もあります。これまで発生した基礎地盤にまつわる社会問題を考えた場合、現代社会においては、情報(技術的な妥当性)を当事者にとどめることなく、リスク管理として技術者の側から積極的に明示し、受け継がれるようにすることが一層の重みを増しています。
そこで、目に見えない基礎・地盤の品質を確保するため、現状で調査・設計・施工の各段階で技術者はどのような情報を得て、またその情報をどのように継承しているかについて、建築、土木の各分野の取り組みを共有することが必要と考えました。
このような背景から、本号では「法令と技術情報 -基礎・地盤の品質確保に向けた取り組み-」と題し、調査・設計・施工の各段階での技術者の立ち位置に応じた情報管理とその開示についての現状を紹介いただけますと幸いです。会員の皆様の積極的なご投稿をお待ちしております。
「地盤工学会誌」編集委員会