学会誌公募「技術継承の多様化」2022.12.9〆切

◇募集する下記の特集号に投稿を希望される場合には,A4判縦長の用紙に題目,著者,所属機関,連絡先,内容が理解できる2,000字程度の概要(図表も利用可)を記載のうえ,会誌編集委員会(e-mail: kaishi-genko@jiban.or.jp)宛てにお送りください。
◇投稿者は, 本学会の正・国際・学生会員に限ります。 同一著者(筆頭著者)からの複数の採択はいたしません。
◇概要を審査した後,採用となった著者に改めて原稿作成依頼をいたします。その際に本原稿の締切り期日をご案内いたします。
◇最終的な掲載の可否は,編集委員会にご一任ください。
◇出版計画は随時変更される可能性があります。
(注)特集号公募の「概要原稿」は、オンライン投稿審査システムから投稿しないでください。

発行号:2023年5月号
テーマ:「技術継承の多様化」
概要原稿の締め切り:2022年12月9日(金)
趣旨:往年の課題として,少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少に対して,熟練技術者から若手への技術継承が取り組まれています。技術継承については,熟練技術者の技術・技能について,目で見て盗むといった伝承方法を踏襲しつつ,最新テクノロジーを活用して技術の保存や伝承方法について高度化・効率化が図られてきました。
 一方で,AIIoTなどの技術革新,ICTDX等新たな技術の導入が,コロナ渦における大きな変化点とともに加速度的に促進されています。最新技術については,若手の技術者が身近に感じるテクノロジーを駆使したものが多く,技術の習得は容易となっています。習得した若手技術者から,熟練技術者に対して新技術を伝達するといった,従来の技術継承とは逆の流れも出てきました。
 また,海外進出をするにあたっては,現地の技術基準に加えて言語・文化・宗教の異なる相手に対して,日本の技術・ノウハウを継承する必要があり,その国々での実情に合わせる必要があります。国内事業においても,外国人労働者の受け入れが増えており,技術継承は世代だけではなく国境・国籍を越えた形に広がりを見せています。
 このような背景を踏まえまして,本稿では「技術継承の多様化」というテーマにて,従来の技術継承に見られる課題への取り組みに加えまして,最新技術を幅広い世代に伝える工夫や,海外や外国人労働者への技術継承について特集を企画しました。会員の皆様方の積極的なご投稿をお待ちしております。
                                   「地盤工学会誌」編集委員会