令和4年度地盤工学貢献賞受賞者が、令和5年3月20日の理事会において決定いたしました。
【令和4年度 地盤工学貢献賞】(注:受賞者の所属は応募当時、掲載は応募順)
受賞者 | 所属 | 受賞分野 | 備考 |
田中 政典 | ③資料・データの収集とその公開 ⑥その他(研究開発) |
||
●授賞理由:田中政典氏は,港湾技術研究所(現:港湾空港技術研究所)に着任以来,地盤調査法から土の物理特性,力学特性の評価,土粒子の鉱物組成や微視的構造など,一貫して地盤物性に関する研究に従事してこられた。さらに,約35年間にわたり全国の港湾空港地区で実施されたボーリングデータのデータベース(国土地盤情報検索サイトKunijiban)の構築に深くかかわり,その運用,活用方法の開発にも大きく貢献された。以上の長年にわたる独創的な研究は,地盤工学の発展に多大な貢献を果たしてきたと考えられ,地盤工学貢献賞にふさわしいと認められた。 |
|||
地盤工学分野におけるICT活用促進に関する研究委員会(地盤工学会関西支部) | ①技術者育成 ③資料・データの収集とその公開 ④技術支援 |
||
●授賞理由:建設分野にもDXの波が押し寄せる中,「地盤工学分野におけるICT活用促進に関する研究委員会」はその設立当初から,地盤工学分野にもICTやデータサイエンスといった新たな潮流が出現してきていることを見出し,広く情報を発信するとともに,関連する技術者・研究者の情報・意見交換を行う場の中心として機能した。さらに当該委員会は,未公開・未整理であった地盤工学に関連するICT関連技術を収集,体系的に整理し,「地盤工学分野におけるICT活用技術集」として広く発信した。これらの活動は,これからの地盤工学の発展,活性化に大きく貢献するものであることから,地盤工学会貢献賞にふさわしいと認められた。 |