令和3年度地盤工学貢献賞受賞者

【令和3年度 地盤工学貢献賞】(注:受賞者の所属は応募当時、掲載は応募順)

受賞者 所属 受賞分野 備考
(一社) 地盤品質判定士会 北海道地震部会
      
⑤社会的イメージの向上
北海道

●授賞理由:地盤品質判定士会北海道地震部会は,平成30年北海道胆振東部地震の発生に際し,液状化に伴う大規模な地盤被害を受けた清田区里塚地区を中心とした札幌市,および大規模な斜面崩壊が発生した厚真町などの道内各地で被災住民に対して支援活動を行っている。特に札幌市里塚地区では被災直後の住民の様々な不安に対し,地盤工学を母体とする多様な構成メンバーが地盤相談会などにおいて適切な助言や応援に献身的に尽力している。このような活動は,地盤工学の社会的イメージの向上に大きく貢献していると考えられ,地盤工学貢献賞にふさわしいと認められた。

山本 修三
      
①技術者育成
②実験・試験機器の開発や改良
中国

●授賞理由:山本修三氏は,41年にわたり山口大学において,土木系学生の土質力学に関連する教育・研究指導に携わるとともに,実験装置の開発・改良・補修に尽力された。特に研究指導の一環として担当した実験は,土圧軽減効果に関する模型実験・補強土壁に関する実物大試験盛土・周面摩擦を計測可能な模型杭実験・中空ねじりせん断試験装置の自動制御と計測など多岐にわたり,学生の博士号取得や論文投稿における重要な役割を果たしている。以上の長年にわたる教育および研究指導は,地盤工学の進歩発展に多大な貢献を果たしてきたと考えられることから,地盤工学貢献賞にふさわしいと認められた。

【地盤工学貢献賞受賞者リスト】に戻る。 【地盤工学会表彰事業】はこちら