「Soils and Foundations」のAPC免除制度拡大について

Soils and FoundationsS&F)は20201月号よりFOA(フルオープンアクセス)化されました(地盤工学会誌 2019年6月号)。この出版編集費用に充当するために、APCArticle Publishing Cost、いわゆる論文掲載料に相当)として一編当たり$1200のご負担を掲載論文の著者にお願いしてまいりました(地盤工学会誌 2022年5月号)。

一方、S&FFOA化は科学研究費補助金(研究成果公開促進費国際情報発信強化オープンアクセス刊行支援)「Soils and Foundationsのフルオープンアクセス化による地盤工学の国際情報発信強化と国際的評価の確立」により支援を受けており、この補助金を活用してJGS若手会員(投稿時に36歳未満)が第一著者である場合APC免除を行ってまいりました。また、20231月以降の投稿分からJGS正会員が第一著者である場合に拡大しました。

この補助金は2023年度で終了しましたが、20244月に科学研究費補助金(研究成果公開促進費国際情報発信強化(B))「地盤データのオープン化による国際情報発信強化とSoils and Foundationsの国際的評価の確立」が新たに採択されました。この補助金を活用してJGS会員の更なる国際情報発信力の強化と促進のため、APC免除制度を20244月以降の採択分からJGS正会員が第一著者である場合だけでなく、責任著者(Corresponding author)である場合にも拡大します。ただし、免除したAPCは科学研究費補助金により充当しているため、数に限りがありますことをご了承下さい。 

今後も「Soils and Foundations」へのご支援と積極的な投稿をお願い申し上げます。 

Soils and Foundations」編集委員会

委員長 渦岡 良介