【令和6年度 地盤工学貢献賞】(注:掲載は応募順)
受賞者 | 受賞分野 | ||
小山 倫史 | ⑤社会的イメージの向上 | ||
●授賞理由:小山倫史氏は,過疎化・高齢化が進む福井市高須町において,独自に設置した気象観測装置により現地局所雨量の計測を長期にわたり継続的に実施し,土砂災害発生危険度を分析してきた。学術的な研究成果を活用し,地域住民,社会科学の専門家と緊密に連携しながら取り組んだ観測体制・情報伝達・早期避難のため仕組みの構築は実践的であり,土砂災害リスクが高い中山間地域への貢献度は高く,地盤工学貢献賞にふさわしいと認められた。 |
|||
吉田 信博 | ⑥その他(地盤の防災減災への貢献) | ||
●授賞理由:吉田信博氏は,令和3年7月に熱海で発生した土石流被害を契機として制定された盛土規制法に関して,新規盛土等に対するマニュアル,既存盛土等に対するガイドライン,不法・危険盛土等への対処方法ガイドライン等を作成し,同法が施行されるまでの事業を強力に推進した。その過程では,関係者との意見交換を通して,地盤工学の知見を取り入れて頂いたことで,地盤工学の社会貢献につながった。この功績は当該分野の社会的地位の向上に大きく寄与し,地盤工学貢献賞にふさわしいと認められた。 |