2008年6月14日午前8時43分頃に発生した岩手・宮城内陸地震は,火山帯地域で発生したM7クラスの地震であり,過去最高レベルの強震加速度を観測した。また,震源域において多くの地震地盤災害が発生しており,被害を受けた構造物や河川の復旧活動は現在も進行中である。
地盤工学会では,地震直後の4学会合同緊急調査の後,4学協会東北支部による合同調査を実施し,被害の記録に努めてきた。本調査委員会では,これらの成果に基づき地震地盤災害の特徴的な被害実態の把握,被害メカニズムの解明を通じて今後の防災技術の向上に期することを目的としている。本特別セッションはその成果の一部を紹介するものである。
日 時:8月20日(木) 13 : 30~16 : 45
会 場:ベンネットホール(SCC館4階)
座 長:神山 眞(東北工業大学)
司 会:渦岡 良介(東北大学)
プログラム:
○セッション 1 (13:30 ~ 15:00)
・委員会報告
(1)「平成20 年岩手・宮城内陸地震4 学協会東北合同調査委員会」による調査報告
渦岡 良介(東北大学)
(2)地理情報システムを用いた地震地盤災害と地形・地質の関係
高橋 一雄(テクノ長谷)
・一般発表(6 編,No.715 ~ 720)
○セッション 2 (15:15 ~ 16:45)
・委員会報告
(1)荒砥沢ダム上流で発生した巨大地すべりの概要
風間 基樹(東北大学)
・一般発表(8 編,No.721 ~ 728)