平成21年7月,活発化した梅雨前線により九州北部に集中豪雨が発生した。この豪雨により,斜面崩壊・土石流・がけ崩れなどの土砂災害や洪水災害が発生し,人,住家,公共施設等々に多大の被害をもたらした。
(社)地盤工学会では,本災害の社会的重要性に鑑み,九州北部地方を中心とした産・学のメンバーからなる調査団(団長:安福規之,九州大学大学院工学研究院建設デザイン部門 教授)を編成し,土砂災害の現地調査を実施したので,その概要を報告するものである。
日 時:8月20日(木) 9 : 15~10 : 45
会 場:ベンネットホール(SCC館4階)
報告内容:
1).今回の豪雨による九州内の被害の概要と特徴
安福規之(九州大学)
2).平成21年7月24~26日の気象(降雨)特性
山田正太郎(福岡大学)
3).今回発生した主な斜面崩壊の状況と特徴
蒋 宇静(長崎大学)
4).今回の土砂災害地域の地盤特性
笠間清伸(九州大学)
5).佐賀・福岡での河川堤防法面の崩壊と特徴
末次大輔(佐賀大学)