平成21年7月21日の集中豪雨により、この地域において、多くの箇所で土石流が多発的に起こり、甚大な被害を引き起こしました。地盤工学会では、緊急調査団(団長 兵動正幸)を組織して、現在、調査活動を行っている最中です。 この地域は花崗岩により構成され、その風化土である「まさ土」が大きな影響を与えました。被害の実態と、土石流が発生した渓流の形状や地質、土質、崩壊と雨量強度の関係等について緊急報告を行います。
日 時:8月20日(木) 11 : 00~12 : 30
会 場:ベンネットホール(SCC館4階)
<報告内容>
1.被害の概要と特徴
2.降雨特性
3.航空写真から見た源頭部崩壊の特徴と土石流の形体
4.花崗岩地山における土石流発生メカニズム
5.土石流崩壊源頭部の地質および土質状況
6.土石流発生域における地形および植生
<報告者>
兵動正幸(山口大学)、川崎秀明(山口大学)、中田幸男(山口大学)、朝位孝二(山口大学)、鈴木素之(山口大学)、吉本憲正(山口大学)、石蔵良平(山口大学)、阪口和之(アジア航測)
<連絡先>
(社)地盤工学会 戸塚 弘
〒 112-0011 東京都文京区千石4-38-2
Tel. 03-3946-8677
Fax. 03-3946-8678
e-mail totsuka@jiban.or.jp