2010年 チリ地震に関する合同調査団派遣の決定

1.調査目的
 2010年2月27日に南米チリで巨大地震(M8.8)が発生し、港湾施設や、建物、道路といった各種構造物が被災し、さらに津波によって多数の犠牲者を出すなど、大きな地震災害が生じています。
 今回、地盤工学会は、日本地震工学会、(社)土木学会、(社)日本建築学会と合同で調査団を現地に派遣することとしました。今回の幹事学会は日本地震工学会で、合同調査団全体の団長は北川良和氏(元日本地震工学会会長/元慶応義塾大学教授)です。
 今後の調査に関する情報は、随時各学会ホ-ムページなどでお知らせすることと致します。なお、本調査団の派遣につきましては(独)国際協力機構(JICA)の協力を得て実施します。(平成22年3月9日派遣決定)
 
 <合同調査団構成>
団長 北川良和(日本地震工学会 元会長/慶応義塾大学 元教授)
幹事 安田 進(地盤工学会/東京電機大学 教授)
幹事 翠川三郎(日本地震工学会/東京工業大学 教授)
*以下、各団体の調査団員については、以下の各団体ホームページにて確認下さい。
日本地震工学会:http://www.jaee.gr.jp/
(社)土木学会:http://www.jsce.or.jp/index.html
(社)日本建築学会:http://www.aij.or.jp/aijhomej.htm
 
 2.地盤工学会の調査団メンバー 

団長 安田 進 (東京電機大学教授)
団員 菅野高弘 ((独)港湾空港技術研究所地震防災研究領域長)
団員 岡村未対 (愛媛大学教授)
団員 飛田哲男 (京都大学助教)

  
3.調査日程
平成22年3月27日(土)~4月8日(木)(但し移動時間含む)
現地ワークショップ開催予定 平成22年4月5日(月)サンチャゴのカトリカ大学予定
 
4.地盤工学会 2010年チリMaule地震による被害に対する災害緊急調査団 報告書
  公開中 pdf資料(19.3Mb)
 
5.「チリ地震合同調査団」報告会:
1.開催日時; 平成22年4月20日(火) 13:30~17:45
 2.開催場所; 東京大学生産技術研究所An棟2階 コンベンションホール
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/map/index.html
 3.次  第;
 1)13:30-13:35 開会の挨拶:濱田政則(日本地震工学会会長/早稲田大学教授)
 2)13:35-13:45 調査団の概要:北川良和(合同調査団団長/慶應義塾大学元教授)
 3)13:45-14:15 地震および地震動:翠川三郎(合同調査団幹事/東京工業大学教授)
 4)14:15-14:45 地形・地質概要および地盤関連の被害:安田 進(合同調査団幹事/東京電機大学教授)               
 5)14:45-15:15 建築物の被害:小林克己(福井大学教授),香取慶一(東洋大学准教授)
    15:15-15:30 休憩
 6)15:30-16:00 橋梁の被害:川島一彦(東京工業大学教授)
 7)16:00-16:20 港湾の被害:菅野高弘((独)港湾空港技術研究所地震防災研究領域長)
 8)16:20-16:35 ダムおよび道路盛土の被害:小長井一男(東京大学生産技術研究所教授)
 9)16:35-17:05 津波による被害:今村文彦(東北大学教授)
10)17:05-17:15 今後の国際協力のあり方:安達 一((独)国際協力機構 地球環境部 次長)
11)17:15-17:40 質疑・応答
12)17:40-17:45 閉会の挨拶:中埜良昭(日本地震工学会地震災害対応委員会委員長/東京大学生産技術研究所教授)                        
  4.資料; 報告会ppt資料公開中
 
 
6.問合せ窓口 
日本地震工学会 事務局長 鴫原 毅 03-5730-2831  office@general.jaee.gr.jp
(社)土木学会 事務局長 佐藤 恒夫 03-3355-3442  office@jsce.or.jp
公益社団法人地盤工学会 事務局長 戸塚 弘 03-3946-8677  totsuka@jiban.or.jp
(社)日本建築学会 事務局 大野 智洋 03-3456-2057  ono@aij.or.jp