平成20年度より活動を行ってきた「2008年岩手・宮城内陸地震災害調査委員会」において,最終成果物として上記報告書を取りまとめた。
当調査委員会発足の経緯から,本報告書の内容は,以前に発刊された『平成20年岩手・宮城内陸地震4学協会東北合同調査委員会の調査報告書』に重複する部分が少なくない。
一方では,その合同調査委員会の報告内容を受けて,その後,継続的になされた調査結果も含まれている。とりわけ,この地震による最も象徴的な被害である荒砥沢ダム上流の大規模地すべりの被害には地盤工学的な観点からの分析が多く盛られている。また,強震動と構造物被害との関係,4学協会報告書では不足していた岩手県,秋田県の被害,河道閉塞の復旧,宅地地盤やハザードマップの課題などの調査結果が新たに述べられており,学会独自の報告に意を用いている。
報告書は冊子を作成せず,電子出版の形態としており,以下のところから閲覧できるようになっている。
平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震災害調査報告書
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