2010年ニュージーランドDarfield地震災害緊急調査団派遣の決定

1.趣旨 ニュージーランドで2010年9月4日にマグニチュード7.1の地震があり、第2の都市クライストチャーチ周辺で被害が発生し、特に液状化による被害が多くみられるため、地盤工学会では液状化による被害の状況と地盤条件との関係を主に調査することを目的に緊急災害調査を実施するものである。(平成22年9月13日派遣決定)
 
2.JGS調査団メンバー
団長:岡村未対(愛媛大)
団員:豊田浩史(長岡技術科学大)
団員:清田 隆(東京大)
団員:Misko Cubrinovski(Canterbury大)
オブザーバー:安田 進(東京電機大)
オブザーバー:Orense Rolando(Auckland大)
 
3.調査日程
2010年9月12日~15日
 
4.主な調査内容
1.液状化の発生地域と地盤条件の関係
2.液状化による建物の沈下および地中構造物の浮上がり,水道などのライフラインへの影響の調査
3.地表断層の調査
4.ダウンタウンの建物の震動による被害と地盤の関係
 
5.2010年ニュージーランド Darfield地震災害緊急調査団」報告会
 201094日、ニュージーランド南島中部でマグニチュード7.1の地震が発生しました。この地震によりクライストチャーチ及びその周辺部で激しい地盤の液状化とそれによる構造物被害が発生しました。地盤工学会では911日~16日の間、緊急調査団を派遣し調査にあたり、9月29日に緊急報告会を開催しましたので、その調査結果の概要をpdf資料として以下に掲載いたしました。
 
日時:2010年929日(水)16:0017:30
場所:地盤工学会会議室
次第
 1.開会挨拶
 2.調査団派遣までの現地状況           安田 進(東京電機大学)
 3.地震概要と調査概要             岡村未対(愛媛大学)
 4.調査結果

 (1)Christchurch中心部、Darlington(自然地盤)の液状化・液状化被害、地盤調査結果
                          清田 隆(東京大学)
 (2)BexleyKaiapoi(造成地)の液状化・液状化被害、地盤調査結果
                        豊田浩史(長岡技術科学大学)
(3)Lytellton港の被害            岡村未対(愛媛大学)

 5.閉会挨拶

 

 6.ニュージーランド Darfield地震災害緊急調査団報告書(平成22年12月)
   公開中 (pdf 2.4Mb)  

 
 会員からの報告
・東京電機大学理工学部 安田進 http://yasuda.g.dendai.ac.jp/news100904.html