主催:本部 時期:2013/8/12(申込締切)~2014/1/(試験結果報告書の配付) 担当部署:基準部
主催委員会:技能試験実施委員会
人々の安全で快適な生活のために,インフラ整備や環境保全などの諸施策の実務と諸技術の研究・開発に取り組んでいる地盤工学技術者にとって,対象となる土・地盤の調査・試験結果は最も基本的なデータであり,その信頼性(精度・ばらつきなど)は実務や研究成果を大きく左右します。調査・試験・研究機関にとっては,調査や試験が正しく実施されているかを常に吟味・確認することが必要です。JISで規定されている「技能試験」は多くの機関の中での自己の試験技能のレベルを確認することを目的にしています。人の命や健康に対する健康診断と同じ意味があるのです。
参加機関は具体的に次のような手順で技能試験結果を手にすることができます。まず,学会で準備し配付する試料を決められた期間に決められた方法で試験しその結果を報告します。学会ではその結果を集計・整理・分析して,各機関の試験結果が全参加機関の中でどのような位置にあるかをzスコアという数値とグラフ上で表示し,お知らせします。また,参加機関には技能試験実施上の課題や活用方法,試験項目ごとに試験者や試験装置・器具の状況,試験方法の問題点などをアンケートし,集計したものもお知らせします。
参加機関はこれらの結果を使って,試験技能レベルの自己分析・改善・PR・試験結果の有効利用などに役立てることができます。各機関の技能試験結果は守秘義務の下に学会が管理することになります。参加機関には技能試験の結果と共に「参加証」を発行します。
地盤工学会では,平成23年度より会員の呼びかけ,地盤材料試験の技能試験を試行してきました。平成23年度には物理試験4項目,平成24年度は改良土の湿潤密度試験と一軸圧縮試験について実施し,試験を実務にしている機関だけでなく,多くの研究所・大学・高専も含めて23年度は45機関,24年度は51機関が参加されました。この成果を受けて本年度から学会の定期的な行事として技能試験を実施することにしました。本年度は次の内容で実施しますので,多くの機関が参加されることを期待しています。
(1)試験項目:砂の物理的性質試験 (報告項目)
1.土粒子の密度試験 JIS A 1202-2009 (Ρs)
2.土の粒度試験(ふるい分け試験) JIS A 1204-2009(D50・Uc)
3.土の最小密度・最大密度試験 JIS A 1224-2009 (Pdmin・Pdmax)
(注)一部の試験項目だけでも参加できます(ただし、参加費用は同額)
試験項目 | 試験結果の報告項目 | |
1.土粒子の密度試験 JIS A 1202-2009 |
Ρs | 1試料につき3個の繰返し試験結果とその平均値 |
2.土の粒度試験結果(ふるい分け試験)
JIS A 1204-2009
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D50・Uc | 1試料につき1個の粒径加積曲線(フィッテングは曲線)と、中央径(D50)と均等係数(Uc) |
3.土の最小密度・最大密度試験
JIS A 1224-2009
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Ρdmin | 1試料につき5個の繰返し試験結果とその平均値 |
Ρdmax | 1試料につき3個の繰返し試験結果とその平均値 |
2種類(硅砂5号・硅砂7号を予定)
試料の量:2kg/種類
(土粒子密度・粒度(ふるい分け)・最小密度/最大密度の3試験分)
・試料の配付:8月23日(金)
・試験の実施:8月26日(月)~9月20日(金)
・試験結果の報告期限: 9月20日(金)
・技能試験結果報告書の配付:1月上旬(平成26年)
参加費:会員15,000円・非会員30,000円
(注:会員とは,申込者あるいは試験実施者が個人会員・特別会員であることとし,後援団体の会員も同様に取り扱います。)
お申し込み後、請求書等をお送りいたします。支払い方法・期限の詳細は同封の案内をご覧ください。
なお、納入後の参加費の返却はいたしかねます。ご了承いただければ幸いです。
・地盤工学会特別会員(法人・団体会員)の一覧はこちら ※特別会員の会員番号は貴社・貴団体内でお調べいただければ幸いです。
・平成25年度地盤材料試験の「技能試験」後援団体
平成25年8月12日(月)
下の受付フォームより必要事項を送信してください。参加申込終了後、請求書をお送りいたします。支払い方法詳細は請求書同封の案内をご参照いただければ幸いです。
【技能試験-参加受付フォーム】★受付終了★
●フォームが使用できない場合は4月24日以降、5月20日以降、以下の項目をテキストファイル等に記載しメール添付で下記問合せ先まで送付してください。
●電子メールが使用できない場合は4月24日以降、5月20日以降以下の項目をテキストファイル等に記載し、CD-R等電子媒体に保存し、下記問合せ先まで、郵送・宅配便にてご送付ください。
《参加機関情報》
・参加機関名
・申込者氏名
・連絡担当者氏名(申込者と同じ場合はその氏名)
・連絡担当者メールアドレス
・連絡担当者電話番号
※連絡担当者が長期不在になる予定がある場合は、予備の連絡担当者氏名・連絡先アドレス・電話番号
・会員・非会員の別
・会員である方の氏名
・後援団体会員の場合は団体名
・会員の場合は会員番号
《送付先情報》
・試料・請求書の送付先郵便番号
・試料・請求書等の送付先住所
・試料・請求書等の送付先:機関名および部課名
・試料・請求書等の送付先:氏名
《請求書について》
・請求書の宛名は(__殿)
・請求書に関する希望( )
《参加証について》
・参加証は(必要・不要)
・参加証に記載する宛名は(〇〇 殿)
※原則として参加機関名です。学科名を入れるかどうか、研究室名等について希望があればお知らせください。
問合せ先 :