第5回 情報通信技術(ICT技術)の適用による地盤工学の高度化に関する研究コロキアム

日 時: 平成23年12月19日(月) 13:30~15:00
場 所: 地盤工学会 地階会議室
主 催: 情報通信技術(ICT技術)の適用による地盤工学の高度化に関する研究委員会(略称:ICT委員会)

趣 旨:
地盤工学分野の各分野において,ICTの応用による大きなブレークスルーが期待されています.
本研究コロキアムにおいては,大阪大学 矢吹信喜教授に,「”土木情報学”の創成-スマートシティ-」についてご講演をいただいたあと,ICTでどこまで土木・地盤工学を効率化できるのかについて考える会にしたいと思います.
矢吹教授はこの研究分野のトップランナーで,当日は専門的な内容をわかりやすくお話いただく予定です.会員諸氏の積極的な参加を受けつけます.

講演要旨:
コンピュータが生まれてから60年以上経つが,土木分野では1960年代~70年代は設計計算や解析への利用について先陣を切り,それなりの功績を残したものの,その後はもっぱら利用する側に止まっている傾向が強い.欧米では,Computing in Civil Engineeringという研究分野があるが,日本の特に大学では伝統的な学問分野が強く,こうした応用あるいは学際分野は軽視されている.
こうした傾向の中,土木学会には情報利用技術委員会があり,歴史は古く1969年から活動している.以前の名は「土木情報システム委員会」であったが,2002年に現在の名称に変更された.
しかし,「情報利用技術」では,まさに情報の単なる利用に関する技術を扱うことになってしまう.そこで,我々は,土木工学の各分野を横軸に,情報工学(情報科学)の各分野を縦軸とする体系化された学問分野としての「土木情報学」を創成しようとしている.
本講演では,まず「土木情報学」を取り巻く世界情勢,歴史,コンセプト,体系,効果,学術性などについてお話したい.次に,土木情報学の一つの大きな分野になり得ると考えられる「スマートシティ」について,お話しする予定である.

定員: 30名
参加費: 無料
参加申込方法:
FAXまたはEメールで、参加者氏名、所属、電話番号、FAX番号、Eメールアドレスを明記して下記へお申し込みください。
定員に達ししだいお申し込みを締切らさせていただきますのでご了承ください。

申込先:
公益社団法人地盤工学会 調査・研究部
「情報通信技術(ICT技術)の適用による地盤工学の高度化に関する研究コロキアム」係
Eメール:chosaki@jiban.or.jp
電話:03-3946-8673 FAX:03-3946-8678