最近のサウンディング技術と地盤評価シンポジウム

主催:本部 時期:2009/10/22~23 開催地:東京 担当部署:調査・研究部 詳細:

主催: (社)地盤工学会 最近のCPTテクノロジーと
その設計・環境・防災への適用に関する研究委員会
後援: 全国地質調査業協会連合会(依頼中)

 
 
 
 
最近のCPTテクノロジーとその設計・環境・防災への適用に関する研究委員会(委員長:三村 衛(京都大学),活動期間:平成18年度~平成20年度)では,世界規模では最も広範に利用されているコーン貫入試験(CPT)の技術革新,我が国における普及の促進,新たな領域への展開など,実務に立脚した最新の技術的課題から次世代に向けた長期的展望などをテーマとして共同研究を進めて参りました。
 
このたび,本研究委員会の活動を終えるに際し,これまでに得られた研究成果を報告するとともに,地盤内部を探る技術としてのサウンディングに関わっておられる技術者や研究者の皆様にご参加いただき,幅広い議論を行うことを目的として,標記のシンポジウムを開催することになりました。今回のシンポジウムでは,皆様方から投稿いただいた論文発表と討議に加え,我が国で広く利用されている標準貫入試験(SPT),スウェーデン式ウェイトサウンディング試験(SWS)とCPTの長所と限界をテーマとして,サウンディングのあり方,技術革新の方向性と将来性を見通した戦略についてパネルディスカッションを実施することにしております。それぞれの試験法に精通した専門家に登壇いただいてわかりやすく講演をいただいた後,フロアからもご意見をいただいて忌憚のない白熱した議論を展開したいと考えております。皆様の積極的なご参加をお待ち申し上げます。
 
 
日 時:平成211022日(木)23日(金),(2日間)
会 場:地盤工学会会議室
参加料:会員6000円,非会員7000円,学生3000
申込み方法:FAXまたはE-mailで,参加者氏名,所属,会員種別,電話番号,FAX番号,E-mailアドレスを明記して下記へお申し込み下さい。
 
 
 
申込み・問合せ先:
()地盤工学会 調査・研究部「最近のサウンディング技術と地盤評価シンポジウム」係
電話03-3946-8673 FAX 03-3946-8678
E-mail:
chosaki@jiban.or.jp
 
 
 

「最近のサウンディング技術と地盤評価シンポジウム」プログラム
 
 
 
1022()13:0013:05
開会挨拶
最近のCPTテクノロジーとその設計・環境・防災への適用に関する研究委員会委員長
三村 衛(京大)
 
 
1022()13:0514:20
セッション:地盤の評価(1)
座長:片桐雅明(日建設計シビル)
針貫入試験による高松塚古墳墳丘版築土の強度評価
○三村 衛(京大)・吉村 貢
スウェーデン式サウンディング試験による地盤評価に基づく螺旋状先端拡大翼付き小口径回転貫入杭の支持力係数
○廣瀬竜也(日本建築総合研究所)・下平祐司
軽量簡易動的貫入試験による液状化地盤への適応性の評価
○田端憲太郎(防災科研)・中澤博志・徳山英之
電気式コーン貫入試験(ECPT)による粘土の密度及び非排水せん断強さの推定
○甲本達也(佐賀大)
電導コーンの地下水輸送問題への適用技術
○福江正治(東海大)・原田 透・山名真広・千田崇男
 
 
1022()14:3015:45
セッション:CPTの実務への適用
座長:福江正治(東海大)
東京国際空港D滑走路建設外工事における建設海域の地盤特性とRI-CPTの適用性について
○榊原 務(東亜建設工業)・堺谷常廣・高橋 充・野口孝俊
軟弱地盤上の大規模埋立工事におけるRI-CPTを用いた施工管理について-圧密過程の地盤定数の計測事例-
○野口孝俊(国土交通省)・堺谷常廣・高橋 充・榊原 務・武井秀浩・梅津幸治
諏訪湖底質の堆積状況とRIコーンによる調査
○梅崎健夫(信州大)・吉村 貢・藤森徳雄・北田奈緒子・藤原照幸
機械脱水処理土を用いた盛土におけるRI-CPTの適用
○中道正人(国土交通省)・矢野米生・右田宏文・白井博巳・佐藤哲也・本村祐輔・○片桐雅明・大野雅幸・寺師昌明
しらす地盤のCPT適用例
宮坂享明(地盤試験所)・兵動正幸・岡信太郎・山本伊作
 
 
1022()16:0017:30
委員会活動報告
全体報告 三村衛(京大)
基準ワーキンググループ活動報告 末政直晃(東京都市大)・片桐雅明(日建設計シビル)
設計法ワーキンググループ活動報告 兵動正幸(山口大)・宮坂享明(地盤試験所)
新領域ワーキンググループ活動報告 福江正治(東海大)・西尾伸也(清水建設)
 
 
1023()10:0012:00
セッション:新技術
座長:宮坂享明(地盤試験所)
軟弱粘土におけるボール貫入試験の適用性
○金子広明(北大)・田中洋行・平林 弘・深沢 健
スクリューポイントを用いた動的サウンディング試験-動的サウンディング試験(DSPT)の開発-
○柳信一郎(総合地質コンサルタント)・片山浩明・森与志信
RPDによる連続打撃動的貫入試験の開発と各種地盤への適用
○中野義仁(興和)・柴田東・倉岡研一・大野司郎
サウンディングにより岩盤の応力~ひずみ関係を計測する方法
○谷 和夫(横浜国大)・田中悠一
原位置透水試験機能を有するダイレクトプッシュ型貫入試験機の開発
○小林泰三(九大)・尾上弘則・大場慎治・安福規之・大嶺 聖
MST貫入試験法の開発と展望
○豊岡義則(Y. T. ジオメカニック)・酒井運雄・前田良刀・坂手道明・田上 裕・立川日出男
PPTデータに基づく土質分類および換算N値に関する研究
○石原行博(技研製作所)・尾川七瀬・木下三郎・多賀谷宏三
塑性論アナロジーモデルを適用した新しいスウェーデン式サウンディング試験装置の開発
○田中 剛(東京都市大)・末政直晃・大和真一・池亀温子
 
 
1023()13:0014:45
セッション:地盤の評価(2)
座長:末政直晃(東京都市大)
CPTによる圧密途上にある地盤の強度と圧密度の評価
○平林 弘(東亜建設工業)・田中洋行・三枝弘幸・深沢 健
CPTデータに基づく地盤の特性と自己相関
○岡 尚志(北大)・田中洋行
安定問題に関する最適設計へのCPTの適用
○正垣孝晴(防衛大)・西原彰夫
貫入試験結果による粘性土地盤の有効土被り圧の推定
○西田浩太(東亜建設工業)・平林 弘・田中洋行
動的貫入機構を備えた静的コーン貫入試験による支持力評価
○利藤房男(応用地質)・伊藤義行・本間史祥
スウェーデン式サウンディング試験結果による地盤評価の課題
○藤井 衛(東海大学)・安川郁夫・奥田 悟・新納秀樹・安枝政昭
CPT換算N値と標準貫入試験N
宮坂享明(地盤試験所)・岡信太郎・亀井秀一・山本伊作
 
 
1023()15:0017:00
パネルディスカッション
コーディネータ:三村衛(京大)
話題提供
標準貫入試験の長所と限界
古田一郎(応用地質)
スウェーデン式サウンディング試験の長所と限界
藤井衛(東海大)
CPTの長所と限界
田中洋行(北大)