主催:本部 時期:2011/11/17 開催地:東京 担当部署:調査・研究部
主催:公益社団法人 地盤工学会
斜面・のり面の維持管理と防災マネジメントに関する研究委員会
土木構造物の経年劣化に伴い維持管理に対する重要性が指摘され、斜面・のり面においても効率的な維持管理手法が求められています。
斜面・のり面は土や岩で構成される構造である上に、降雨や地震などの自然外力によって変形・破壊することが多いことから、維持管理が難しいとされています。
こうした中、毎年のように発生する斜面・のり面の崩壊は、直接的な人的被害や生活空間の破壊のみならず交通機関の不通、復旧費用など各方面にわたって多大な被害をもたらす結果となっています。
このような被害を最小限に抑えるためには、斜面・のり面の性能を精度よく判定し、効率的な措置を施すことが必要ですが、斜面・のり面に対する維持管理に関する手法を体系的にまとめたものについては未だにみられないのが現状です。
このような背景のもと、本研究委員会では、①斜面・のり面に対する維持管理の現状把握、②維持管理に関する新しい技術的手法、について研究するにとどまらず、③土木構造物の維持管理にあたって導入が検討されつつあるリスク評価からライフサイクルコストの考え方の適用を踏まえた新しい維持管理手法、についての検討を中心に3年間活動を行ってきました。
本研究委員会の活動を終えるにあたって、その活動成果を報告するとともに、斜面・のり面の維持管理と防災マネジメントについて会員の方々と討議することを目的として、標記のシンポジウムを開催することになりました。
会員の皆様の多くの応募をお待ち申し上げます。
予定プログラム