地盤材料試験・地盤調査の精度とばらつきに関するシンポジウム 開催案内
主催:本部 時期:2012/5/18 開催地:大阪 担当部署:調査・研究部
主催委員会:地盤材料試験結果の精度分析と表記方法についての研究委員会)
共催:公益社団法人土木学会(予定)・公益社団法人日本材料学会(予定)・独立行政法人産業技術総合研究所(予定)・公益財団法人日本適合性認定協会(予定)
地盤材料の試験や調査の結果は地盤構造物を初め多くの構造物の安全・安心を支える基礎データであり,その信頼性は人々の生命・生活に関係すると言っても過言ではありません。JISで決められた試験結果を中心に多くの分野で,その精度を不確かさとして表記し,試験技術を確かめ合う技能試験が実施されています。
地盤工学会でも地盤材料試験・地盤調査の精度とばらつきに係る研究に積極的に取り組んできており,平成21年からは「地盤材料試験結果の精度分析と表記方法についての研究委員会」を立ち上げ,鋭意研究しております。
この度,「地盤材料試験・地盤調査の精度とばらつきに関するシンポジウム」を下記のとおり開催いたします。会員各位には奮って論文応募されますようお願い申し上げます。
期 日:平成24年5月18日(金)
会 場:ドーンセンター (〒540-0008 大阪市中央区大手前1-3-49)
内 容:下記テーマに関連した論文32件を発表予定
i) 地盤材料試験・地盤調査の測定値の精度(不確かさ)やばらつき
ii) 地盤材料試験・地盤調査に関わる一斉試験
iii) 設計・施工における地盤材料の基準と測定値の精度
iv) その他,測定値の精度(不確かさ)・ばらつきに関する諸問題
参加費:論文集代金として以下を予定しています。当日,受付にて徴収させていただきます。
正会員(協賛学会員を含む):6,000円,学生会員(協賛学会員を含む):3,000円,非会員:8,000円
懇親会:5月18日(金) 18:20~20:00 於:ドーンセンター「ゆいま~る」
懇親会参加費:一般:4,000円(予定),学生:2,000円(予定)
申込方法:参加費および懇親会費とも,当日会場で受け付けます。
その他:
※本シンポジウムは,地盤工学会CPD企画です。
※本シンポジウムに際してお届けいただいた個人情報は,本シンポジウムの運営のみに使用させていただきます。
問合せ先:地盤工学会 調査研究・基準グループ「地盤材料試験・地盤調査の精度とばらつきに関するシンポジウム」係
Tel:03-3946-8673 E-mail:chosaki@jiban.or.jp
予定プログラム
(○は発表者)
(発表者は口頭発表8分 + 質疑応答4分でお願いします。)
09:00~00:00【 受 付 】
09:40~09:50【 開 会 】
09:50~11:30【 I委員会報告 】
座長:澤 孝平(関西地盤環境研究センター)・柴田 東(SAMUSUNG C&T Corporation)
I-1 「地盤材料試験結果の精度分析と表記方法についての研究委員会」活動報告
○柴田 東(SAMUSUNG C&T Corporation)・澤 孝平・中山義久・三上武子
I-2 土の液性限界・塑性限界試験における不確かさの検討
○木幡行宏(室蘭工業大学)・山内 昇・眞島淑夫・小田和弘
I-3 最大・最小密度試験の不確かさ算定に関する一斉試験結果報告
○中澤博志(復建調査設計)・飛田哲男・磯部公一・石丸 真・三上武子
I-4 一軸圧縮試験における不確かさの評価(その1)
○木村 勝(アースプライム)・佐川 修・三上武子・古関潤一・林 泰弘・城野克広
I-5 一軸圧縮試験における不確かさの評価(その2)
○佐川 修(建材試験センター)・木村 勝・三上武子・古関潤一・林 泰弘・城野克広
I-6 技能試験における配布試料の均質性確保について
○中山義久(関西地盤環境研究センター)・向谷光彦・山内 昇・楠本奈津子・末次大輔・吉村優治・保坂守男
I-7 土質技能試験結果の分布形状と評価方法に関する考察
○日置和昭(大阪工業大学)・中山義久・楠本奈津子・小堀慈久・沼倉桂一・南 茂樹・城野克広
I-8 技能試験結果のzスコアとアンケート結果の比較
○久保井利達(和歌山工業高等専門学校)・中山義久・楠本奈津子・津田和宏・伊藤 譲・稲積真哉
12:30~14:10【 II室内試験結果の精度・ばらつき 】
座長:三上武子(応用地質)・木幡行宏(室蘭工業大学)
II-1 土粒子の密度試験などの土質試験結果の不確かさ評価方法とその結果の利用について
○澤 孝平(関西地盤環境研究センター)・中山義久・萩家正次・松川尚史・楠本奈津子・中田有美
II-2 粒度試験のふるい分析における不確かさ算定方法の提案
○中田有美(関西地盤環境研究センター)・澤 孝平・中山義久・萩家正次・松川尚史・楠本奈津子
II-3 一軸圧縮試験結果における不確かさ算定方法の提案
○鈴木直文(興和)・眞島淑夫・中野義仁・柴田 東
II-4 一面せん断試験結果の不確かさの評価
○小堀慈久(呉工業高等専門学校)・澤 孝平・岡本有希加
II-5 試験所間比較を用いた不確かさ評価の方法について
○城野克広(産業技術総合研究所)・城 真範・田中秀幸・榎原研正
II-6 土質技能試験結果の評価方法についての一考察-第2報-
○楠本奈津子(関西地盤環境研究センター)・澤 孝平・中山義久・萩家正次・松川尚史・中田有美
II-7 火山灰質粗粒土の物理試験測定値のばらつき
○荒牧憲隆(崇城大学)・清松潤一・岡林 巧
II-8 遠心法による保水性試験時の体積変化に関する確率論的評価手法の一提案
○荒木功平(九州大学)・奥村謙一郎・安福規之・大嶺 聖
14:20~16:00【 III原位置試験結果の精度・ばらつき 】
座長:稲積真哉(京都大学)・眞島淑夫(興和)
III-1築堤工事における締固め度のばらつきと自己相関特性が盛土の地震時安定性に及ぼす影響
○古関潤一(東京大学)・田實 渉・並河 努・篠田昌弘
III-2北海道で施工された盛土のばらつきの例
○佐藤厚子(寒地土木研究所)・西本 聡・鈴木輝之
III-3盛土工事における締固めの面的計測手法と取得データのばらつき
○古屋 弘(大林組)
III-4岩盤せん断試験の試験体の挙動と試験結果のばらつきに関する検討
○富樫陽太(横浜国立大学)・谷 和夫
III-5極近接した地点における地震動特性のバラツキに関する基礎的検討
○秦 吉弥(日本工営)・一井康二・野津 厚
III-6 NSWS試験装置を用いた原位置地盤試験における計測値のばらつき要因
○大北耕三(大北耕商事)・稲積真哉・近藤 巧・佐藤和男・青野道夫・福本嘉幸
III-7スウェーデン式サウンディング試験結果(SWS)のN値・支持力への適用に関する研究
○作宮卓弥(千葉工業大学)・畑中宗憲
III-8ポータブルコーン貫入試験(単管式)の人力による測定値と自動化した測定値のばらつき
○佐々木修平(住友林業アーキテクノ)・藤野 一・田代郁夫・石井千明
16:10~17:50【 IV試験方法・解析方法の開発・適用事例 】
座長:中山義久(関西地盤環境研究センター)・日置和昭(大阪工業大学)
IV-1土の誘電率と含水量の関係およびその工学的応用
○下辺 悟(日本大学)
IV-2レーザードップラー振動計比較計測によるBE試験法の検証
○稲崎富士(土木研究所)・西澤 修・竹原直人・山本 洋・山口和郎
IV-3粘性土の中空ねじりせん断試験における端面摩擦と供試体寸法に関する検討
○吉田賢史(名城大学)・小高猛司・三好直輔・福沢宏樹
IV-4再構成供試体作製時の含水比が礫混じり砂の力学特性に及ぼす影響
○森 涼香(名城大学)・小高猛司・兼松祐志
IV-5変形-透水連成挙動の把握を目的とした画像解析手法の有用性に関する研究
○香川友成(香川大学)・吉田秀典
IV-6透水-変形連成試験における透水挙動と変形挙動のばらつきに関する研究
○岡村隆一郎(合田工務店)・吉田秀典
IV-7地盤汚染拡散防止に用いられるソイルベントナイト遮水壁の均質性
○高井敦史(京都大学)・最上裕生・乾 徹・勝見 武・嘉門雅史・荒木 進・吉村 貢
IV-8 PBD打設時のマンドレル貫入抵抗による地層断面推定法~中間砂層の分布調査~
○新舎 博(五洋建設)・渡部要一・直井恒雄・高 将真・白神新一郎
17:50~18:00【 閉 会 】
18:20~20:00【 懇親会 】
以 上
問合せ先 :
公益社団法人 地盤工学会 調査・研究部
「地盤材料試験・地盤調査の精度とばらつきに関するシンポジウム」係
住所:〒112-0011 東京都文京区千石4丁目38番2号
電話:03-3946-8673 FAX:03-3946-8678
E-mail:chosaki@jiban.or.jp