INQUA(International Union for Quaternary Research,国際第四紀学連合)は,1928年に設立された国際的な組織で,第四紀の環境変化を学際的に明らかにするために,国際的な共同研究や情報交換を促進する目的で設立され,現在50弱の国や地域から成っています。本大会は4年に1回のペースで開催されていますが,1週間の会期中,中日の1日巡検を含め,前後にそれぞれ5件から10件の巡検がある予定です。前回のオーストラリアのケアンズの大会では口頭とポスターを含めて約1300件の発表が行われました。今回,地盤工学会では,日本第四紀学会(http://quaternary.jp/)からのセッション共催依頼を受け,関連委員会として「地盤災害リスクマネージメントと気候変動適応の融合に関する研究委員会」がセッションT13を開催することになりました。以下の大会概要と共催セッション概要をご参考にしてください。
大会ホームページ:http://inqua2015.jp/
開催日:2015年07月27日~08月02日/開催地 名古屋市
会場:名古屋国際会議場
大会までの日程:2014年12月20日:口頭発表,ポスター発表,参加助成締め切り
2015年2月上旬:発表受理通知
2015年2月28日:早期参加登録締切
登録料:事前申し込み:\50,000
当日申し込み:\70,000
学生・同伴者:\25,000
テーマ:
Quaternary Perspectives on Climate Change, Natural Hazards, and Civilization(第四紀学から見た気候変動、自然災害と文明)
主要サブテーマ:
1.Quaternary science for natural hazard mitigation(.自然災害軽減のための第四紀研究)
2.Understanding and quantifying past changes in the Earth to improve projections of future climate, sea-level, and environmental changes(.気候・海水準・環境変動予測高度化のための過去の変動の理解と定量化)
3.Dynamics of the human environment interaction(人類と環境の動的相互作用の解明)
4.Developing and integrating new technologies for Quaternary chronology and stratigraphy.(第四紀層序学・年代学のための新しい技術と成果の統合)
※主要トピック等に関する基調講演および 約80~100のテーマセッションを開催
地盤災害リスクマネージメントと気候変動適応の融合に関する研究委員会が共催するセッション(Commission:TERPRO,Session Code:T13)の概要は、http://convention.jtbcom.co.jp/inqua2015/session/index.htmlでご覧になれます。
Title:Recent Extreme Natural Disasters and Responses from Quaternary Science and Geotechnical Engineering Perspectives (最近の激甚自然災害と第四紀学および地盤工学から見た展望)
Convener(s): Kazuya Yasuhara1) [Ibaraki University],Masatomo Umitsu [Nara University] and Hemanta Hazarika2)[Kyushu University]
1) 地盤災害リスクマネージメントと気候変動適応の融合に関する研究委員会アドバイザー
2) 地盤災害リスクマネージメントと気候変動適応の融合に関する研究委員会委員長
本セッションでは,以下のテーマに係わる論文を募集しています.
1) Exploration into mechanisms of extreme natural events using Quaternary sciences and geotechnical engineering, bridging the gaps separating the respective fields(異なる分野間のギャップをつなぐための第四紀学および地盤工学による激甚自然災害メカニズムの調査)
2) Land subsidence and liquefaction that are directly related to residents’ life which can be addressed jointly with Quaternary sciences and geotechnical engineering(第四紀学および地盤工学が共同で取り組むことができる居住者の生活に直接関係する地盤沈下および液状化)
3) Responsive methodologies and measures against extreme events including mitigation, adaptation, and combined mitigation and adaptation for reducing extreme disasters with an emphasis of viewpoints from earth history and sedimentology(地球史および堆積学からの見解を備えた減災のための緩和策,適応策および両者を融合した策を含む激甚災害への対策および手段)
4) Application of information and communication technology (ICT) used for impact prediction, adaptation selection, data acquisition, and monitoring for early warning of extreme events(激甚災害の早期警報のための影響予測,適応策選択,データ収集およびモニタリングに使用される情報通信技術(ICT)の適用)