TC101国内委員会(Laboratory Stress Strain Strength Testing of Geomaterials)

1.設置経緯

 本委員会は、国際地盤工学会(International Society for Soil Mechanics and Geotechnical Engineering-略称ISSMGE)の技術委員会(Technical Committee)の一つである、TC101 Laboratory Stress Strain Strength Testing of Geomaterialsをサポートすることを目的として設立するものです。国際地盤工学会のTC101が新ターム(2017-2021)を迎え、正副委員長・幹事長が交代するにあたり、古関潤一委員長が退任するとともに西村聡委員が新たに幹事長に就任することとなりました。TC101はホスト国が日本・英国となっており、前身であるTC29の時代から日本が長年に渡り主導的な役割を果たしてきた委員会です。今後も日本からの重要な貢献を継続するために、これをサポートする国内委員会の役割は依然として重要と考え、本委員会の設置に至りました。

2.活動時期

2018年4月~2023年3月

3.活動目的

 地盤材料の変形・強度特性の室内試験に関する学術上・工学実務上の諸問題の解決、地盤材料試験の技術水準向上のための情報交換および基準制定・改訂への貢献、日本の試験技術・手法の国外への発信に向けて、様々な活動を行います。

4.活動内容・活動計画

①TC101の前身であるTC29を含め、これまで20年以上にわたる活動の成果をとりまとめ、TC101のホームページを通して国際的に発信する。

② 地盤材料の変形特性に関する国際会議のセッション運営および国際シンポジウム開催への協力(2022年ICSMGE、2023年IS-Porto)を行う。

③ 国際的に著名な研究者を招聘し、海外の先端的研究成果を日本の地盤工学界に伝える機会を設ける。

④ 室内試験に関する地盤工学会基準の改訂作業に専門的立場より協力を行い、またその英語版の国際展開に寄与する。

⑤ 年に約2回の会合を行い、上記その他について討論を行う。

5.メンバーリスト(委員長・幹事長以外は五十音順で表示)

職務

氏名

勤務先

委員長

西村 聡

北海道大学 大学院工学研究院環境フィールド工学部門

幹事長

山田 卓

大阪市立大学 工学研究科都市系専攻

委員

古関 潤一

東京大学 大学院工学系研究科社会基盤学専攻

委員

桑野 玲子

東京大学 生産技術研究所 人間・社会系部門

委員

大坪 正英

国立研究開発法人土木研究所 地質・地盤研究グループ 土質・振動チーム

委員

笠間 清伸

九州大学大学院 工学研究院社会基盤部門

委員

川口 貴之

北見工業大学 工学部社会環境工学科

委員

桑野 二郎

埼玉大学 大学院理工学研究科

委員

澤田 茉伊

東京工業大学 環境・社会理工学院 土木・環境工学系

委員

富樫 陽太

埼玉大学 大学院理工学研究科

委員

豊田 浩史

長岡技術科学大学 大学院環境社会基盤系

委員

中田 幸男

山口大学 大学院理工学研究科環境共生系専攻

委員

藤原 照幸

一般財団法人地域地盤環境研究所 ジオテクラボ

委員

三上 武子

基礎地盤コンサルタンツ株式会社 技術本部 先端土質試験室

委員

宮下 千花

国立研究開発法人土木研究所 地質・地盤研究グループ 施工技術チーム

委員

山下 聡

北見工業大学 工学部社会環境工学科

委員

渡部 要一

北海道大学 大学院工学研究院土木工学部門

6.国際地盤工学会TC101ウェブサイト

本国内委員会が運営するウェブサイトです。

http://www.eng.hokudai.ac.jp/labo/soilmech/tc101/index.html

7.お問い合わせ

西村 聡
北海道大学大学院工学研究院環境フィールド工学部門
〒060-8628 札幌市北区北13条西8丁目
E-mail:nishimura◆eng.hokudai.ac.jp (◆を@に変更して送信してください)