公募型受託研究委員会参加機関の公募(低透水性土質系材料の活用と性能評価技術に関する研究委員会)

公益社団法人 地盤工学会 調査・研究部

地盤工学会調査・研究部では、従来型の研究委員会に加えて、参加機関からの研究費の拠出をもって調査研究あるいは試験研究を行う公募型受託研究委員会を設置しております。
下記の要領にて公募型受託研究委員会の参加機関を公募することになりました。研究委員会の活動期間は平成26年4月から平成28年3月までの2年間です。

同委員会について説明会を開催いたします
説明会参加希望の方は、下記申込を提出の際に、説明会参加希望とお書き添えいただければ幸いです。
平成26年4月4日(金)13:30-15:00 地盤工学会(JGS会館)地階A会議室

委員会テーマ:低透水性土質系材料の活用と性能評価技術に関する研究委員会
委員長:西垣 誠 氏(岡山大学)

主 旨:透水係数が1×10-9m/s以下である土質系材料は、実質上不透水材料として扱われ、正確な透水性評価の対象外であった。しかし昨今の研究・技術状況を鑑みると、適用事例も多く、地盤工学的に見ても重要な材料であることから、この材料の透水性評価(品質管理)が必要となってきている。そこで、以下の項目を中心として低透水性土質系材料を活用していくための性能評価技術に関して検討を行う。

(1) 低透水性材料としての活用の現状
透水性の非常に低い土質系材料としては、膨潤性を有するベントナイト系材料が主な検討対象となるが、ここではベントナイト系材料に限定せず、土質材料の範疇に入る低透水性材料の活用の現状をまとめる。
(2) 材料および施工方法等において透水性を支配する要因の整理
低透水性材料による現場施工時の品質確認を鑑みた場合、施工時に比較的時間の要する透水試験を施工と平行して実施することは困難である。そのため、実務的に取得可能な物性により間接的に透水性を評価することが現実的である。この観点から(1)では出来るだけ幅広く低透水性材料を扱うが、ここではベントナイト系材料を事例に議論を絞り、間接的に透水性を評価するパラメータと透水係数の関係を整理する。
(3) 透水試験法の現状と課題、透水性を間接的に評価するパラメータの評価方法
透水試験方法の適用範囲をより低透水性側に拡大するため、現状の試験方法を整理する。また、(2)で整理した間接的に透水性を評価するパラメータの試験方法の現状についても同様に整理する。
また、現行のJIS透水試験法では透水係数として1×10-9m/sまでが適用範囲であるが、これを下回る範囲にまで適用性を拡大するための方策を上記の検討結果を踏まえて議論を行う。

参加資格:地盤工学会特別会員(入会手続き中を含む)に限ります。
※特別会員の特典については「会員の特典」・入会方法は「入会について」ページをご覧ください。

研究費分担金(参加費)及び委員会設置:
・研究費総額:300万円(予定)
・募集参加機関数:10機関~20機関
・研究費分担金予定額:30万円~15万円

概略予算および参加申込機関の研究費分担金(参加費)は、原則として応募締切後に調査・研究部において決定します。なお、参加機関の分担金が大きくなり参加機関の承諾が得られない場合(参加機関が少ない場合や予算額が大きい場合など)には、委員会設置を取りやめることもありますので、あらかじめご承知おきください。


申込方法:以下の項目をご記入いただき,申込み先メールアドレスへ送付してください。
(1)機関名,(2)特別会員番号,(3)代表者役職・氏名,(4)担当者氏名・所属,(5)所在地,(6)電話,(7)FAX,(8)E-mail,(9)貴機関における関連記事

申込み・問合わせ先
地盤工学会 調査・研究部
  FAX 03-3946-8678,TEL 03-3946-8673
  E-mail: chosaki@jiban.or.jp