【終了】「地盤材料の構成式ワークショップ(第三回)」-解析参加・発表者募集
主催:本部 時期:2014/01/09-01/10 開催地:東京 担当部署:調査・研究部
主催委員会:地盤変状メカニズム研究委員会
東日本大震では液状化被害を含め未曾有の地盤災害を経験しました。これを受けて発足した委員会の一つが「地盤変状メカニズム研究委員会(委員長:浅岡顕)」です。本委員会は地震時の様々な地盤変状のメカニズムを検討するものですが、地盤の変形から破壊までを説得力を持って説明するには合理的かつ予測能力の高い地盤材料の構成モデルは欠かせません。
本委員会は2012年8月8,9日の二日間,「第1回地盤材料の構成式ワークショップ」を開催いたしました。真夏の2日間という条件にもかかわらず,13名の講演者により、「tijモデル」、「SYSカムクレイモデル」、「非線形3要素モデル」、「足立・岡モデル」、「拡張下負荷面モデル」、「おわんモデル」、「ひずみ空間多重せん断モデル」、「非定常流動曲面型弾粘塑性モデル」、「熱粘塑性CHOモデル等の構成モデル」、「関口・太田モデル」、「マルチハードニングメカニズムモデル」、「液状化砂の粘性流体モデル」、「液状化流動変形時の応力~ひずみ」等の解説がなされました。
2013年5月27日(月)には第2回地盤材料の構成式ワークショップを開催いたしました。10名の講演者より委員会から提示した実験データ
1.浦安市から採取した土試料の各種室内力学試験
2.K0制御オンライン地震応答実験による地震後の残留変形評価
について各構成モデルの特徴の説明とともに実験結果と解析結果の比較を行いました。
これらのワークショップを受けて下記の要領で第3回地盤材料の構成式ワークショップを開催いたします。地盤構成モデルを初期値・境界値問題へ適用した場合の応答を検討することが目的です。
参加資格は特にありません。同じ構成モデルでも複数の方の参加も歓迎いたします。第2回地盤材料の構成式ワークショップに参加されていない方ももちろん歓迎いたします。構成式に関心を持たれている研究者・学生等多くの方のご参加をお待ちいたしております.
期 日:2014年1月9日(木)、1月10日(金)(予定)
会 場:地盤工学会(JGS会館) 地階大会議室
募集内容:
(1)第2回ワークショップで再現した浦安市から採取した土試料の各種室内力学試験結果を用いた浦安の液状化/非液状化解析
委員会から提供する浦安市から採取した土試料の各種室内力学試験データを,各種地盤構成モデルを用いて再現して頂き,そのパラメータを用いて初期値・境界値問題を解いていただきます。入力地震動、地盤の地層構成など条件は提示いたします。その解析結果を集めて各モデルの特徴についてコンテスト的に議論いたします。実現象との比較ではございませんのでブラインド解析のような「モデルの良し悪し」を議論する場ではございません。
(2)東日本大震災に関連する事例解析
造成宅地の崩壊や海岸・河川堤防、盛土等の土構造物の破壊など東日本大震災に関連する事例解析についてご紹介していただきます。
(3)その他、構成式を用いた 最近の事例解析
募集期間:2013年10月中旬まで 2013年10月下旬まで。
本ワークショップへの参加(解析参加・発表)にご関心のある方は,下記申込フォームに必要事項をご記入ください.自動送信の確認メールが送信されます.その後,折り返し実験データや解析条件が閲覧できるURLや結果の整理方法等についてのご案内をいたします.なお,①~③のいずれかの参加でも可能です.正式に発表いただけるかどうかについては 12月中旬に事務局からご連絡させていただきます.
【詳細案内の申込フォーム】参加(=聴講)申込ではありません。※終了しました※ 聴講募集はこちら
※第1回および第2回ワークショップで使用した配布資料がいくらか残っております。ご希望の方には第3回ワークショップ当日にかぎり、1冊2,000円で頒布いたします。
問合せ先 :
公益社団法人 地盤工学会 調査研究・基準グループ
「地盤材料の構成式ワークショップ」係
住所:〒112-0011 東京都文京区千石4丁目38番2号
電話:03-3946-8673 FAX:03-3946-8678
chosaki@jiban.or.jp